
黒田精工は、⻑野⼯場(⻑野県北安曇郡池⽥町)に建設していた新棟(第8⼯場)と倉庫棟が完成した。
新棟は、EVの駆動用・発電用モーターコアの量産と、モーターコアに磁石を挿入し樹脂により固着する⼯程(MAGPREX)を担う。300トン大型高速プレスとMAGPREXラインを設置し、EV用高効率モーターコアの量産プロセス確⽴に向けたマザー⼯場として位置付けており、量産とともに、新工場で確⽴したプロセスを国内外の提携先を含めたモーターコア量産⼯場に展開し、グローバルな生産体制の拡充につなげる。
また⻑野⼯場は、新棟完成に合わせてレイアウト⾒直しや加⼯機械の増強等を進めており、今後は更なる大型高速プレスの増設も検討中。一連の設備投資によって同社は電動⾃動⾞用モーターコア⾦型の生産能⼒を2025年までに2023年⽐で2.5倍とする計画となっている。
カーボンニュートラルに向け、新棟・倉庫棟、その他一部の⼯場棟の屋根に合計でパネル容量468kW、年間発電量 520MWhの能⼒を持つ太陽光パネルを設置してある。
新棟に関わる設備投資額は16億5000万円。⼯場と倉庫⾯積は約2100平方メートル。