ものづくり.jpオートメーション新聞は、このたび次世代ロボットエンジニア支援機構(Scramble)の理念と活動に賛同し、彼らをサポートするためにシルバースポンサーになった。
次世代ロボットエンジニア支援機構は、エンジニアの裾野を広げ、優秀なエンジニアを輩出することをミッションとし、もともとはロボコンOBだった若手エンジニア達がチームを組み、自らもロボット競技に参加しながら、学生を支援する活動をはじめ、今では地域の小中学生向けにロボット部活動や技術を学ぶ場の提供、ロボコン出場チーム支援などエンジニア育成支援などに活動を広げている。また「The Championship of Robotics Engineers(通称:CoRE コア」という、初心者から学生・社会人エンジニアの中上級者まで参加でき、自ら開発した大型ロボットでフライングディスクを投げ合ったり、陣取り合戦をするようなオープンなロボット競技会も主催している。
さらに、FA・製造業界向けに生産設備技術の勉強会「FA設備技術勉強会」を定期的に開催。現役のFAエンジニアなどが参加し、最新のFA技術など気になるテーマで数名がライトニングトークを行い、これまでに19回開催し、累計参加者は数千人レベル。草の根の大きなFAコミュニティとして機能している。
いま製造業はどこも人手不足だ。それを解消するには、自動化オートメーション化とともに、若い人にもっと入ってきてもらえる土壌づくりが必要となる。そのためにも製造業各社がもっと成長してもっと魅力的にならないといけない。同時に子どものうちから、ものづくりやロボット技術や製品に触れ、身近に感じてもらう機会をたくさん設けてファンを作り、優秀なエンジニアに育て、業界に迎え入れる筋道も作らなければならない。その意味で次世代ロボットエンジニア支援機構の活動は、その王道を歩み、支援する価値のあるものだ。日本は課題先進国と言われるが、そろそろ課題”解決”先進国に脱皮しなければならない。そのためにも若い優秀な力が必要だ。ものづくりは楽しく、生涯学びがあって飽きない、それでいて稼ぎが良い。業界にいる私たちがそういう世界を作らなければならないのだ。