
三菱電機は、米国のNozomi NetworksとOTセキュリティー事業の持続的拡大を目指して協業し、Nozomiへ出資する。
Nozomiは電力・鉄道などの社会インフラや自動車などの製造業を中心に幅広い顧客にOTセキュリティーソリューションを提供している米国のOTセキュリティベンダー。システムの稼働を妨げることなく、機器構成や機器間の通信を明らかにするネットワーク可視化技術や、通信を監視し異常な通信を検出する侵入検知技術により、欧米・日本を含むグローバルで事業を展開している。
今回の協業により、三菱電機が提供するFA機器・OTセキュリティーソリューションと、Nozomiが提供するOTネットワークの可視化・侵入検知技術とを連携させ、より高いシステムの安全性と連続稼働を両立したOTセキュリティーソリューションを創出する。また同じく協業しているTXOne社、Dispel社の製品・技術と合わせ、可視化/侵入検知、ネットワーク防御からリモートアクセスまでに至る包括的なOTセキュリティー対策が可能となる。DX化の前提となる安全なOTデータの利用環境を提供することにより、「設計・立上げ」から「製造」、「運用・保守」までの「ものづくりデータ」を活用したデジタルマニュファクチャリングを実現できるようになる。