三菱電機は、100％子会社の空調機器製造・販売会社の三菱電機ハイドロニクス＆アイティークーリングシステムズと三菱電機ヨーロッパを通じて、フランスの水空調事業会社のAIRCALOを買収した。
欧州市場では、カーボンニュートラル化に向けた欧州各国の施策が先行し、今後想定される冷媒規制の厳格化により、低GWP冷媒への転換や冷媒使用量がより少ない水空調方式の拡大が見込まれている。
水空調市場は、個別物件対応の受注生産品が需要の大半を占め、製品ラインアップとカスタマイズ力が重要となり、AIRCALOは本体内部のカスタマイズに加え、本来施工業者が現地手配し施工・調整する必要がある周辺部材やコントロール機器などを顧客毎にパッケージ化して販売し、施工業者の作業の軽減や施工不具合の低減を実現するなどの強みを持っている。
今回の買収により三菱電機は、欧州市場での水空調の製品ラインアップとカスタマイズ力を強化し、欧州販売網を活用することで水空調事業を強化していく。
三菱電機、フランスの水空調事業会社AIRCALOを買収 欧州市場での水空調事業強化
- 2024年4月13日
- FA業界・企業トピックス
- 2024年4月10日号, 三菱電機, 三菱電機ハイドロニクス＆アイティークーリングシステムズ, 三菱電機ヨーロッパ
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