オムロン・ロボティクス&セーフティ・テクノロジーズ社とドイツのニューラ・ロボティクス社は、FA領域に周囲環境を自律的に判断して作業を行うコグニティブ・ロボットの導入・普及に向けて戦略的なパートナーシップを締結した。
コグニティブ・ロボットは、従来の産業用ロボットとは異なり、周囲の環境を認識し、自律的に判断を行い、機動的な作業状況に適応することができる。これにより複雑な組み立て作業、緻密な品質検査、柔軟なマテリアルハンドリング工程など、新たなアプリケーションの可能性が広がると期待されている。
ニューラ・ロボティクス社は、コグニティブロボットの開発と普及を目指して2016年にドイツ南部のメッツィンゲンで設立。すべてのコンポーネントとセンサー、AIを1つのデバイスに統合し、幅広い専門分野で活用できるアプリを開発するためのプラットフォーム「NEURAverse」を提供している。
今回の提携により、今後ニューラ・ロボティクス社の持つ優れたコグニティブ技術とオムロンのグローバルな販売網と商品ポートフォリオを組み合わせ、生産現場における生産性、柔軟性、安全性を向上させるソリューションを提供していく。
https://www.fa.omron.co.jp/product/robotics/information/robot_20240408