デクセリアルズは、栃木県鹿沼市の鹿沼事業所 第2工場を拡張する。2024年2月以降に土地の引渡しを受け、工事を開始する。
現在、鹿沼第2工場では、主にICチップなどの電子部品を基板に実装し、回路を形成する際に欠かせないフィルム状の接合材料である異方性導電膜(ACF)を製造している。同社のACFは、粒子整列型ACFを中心に、スマートフォンや自動車をはじめとするディスプレイ向けで高い世界シェアを持ち、カメラ・センサーモジュールなどの実装用途でも多く使用されている。
新工場はIoTやビッグデータ、AI、ロボットなどの技術やデータを活用し、エンジニアリングチェーンとサプライチェーンのネットワーク化や最適化を可能にするスマートファクトリー化、建物で消費する年間の一次エネルギーの収支をゼロにするゼロエミッションビルを目指すほか、BCPを意識したコージェネレーションシステムも導入することでサステナブルな工場とする。
敷地面積7万1000平方メートル。2024年3月工事着手予定。2026年稼働開始。
デクセリアルズ、栃木県鹿沼市の鹿沼事業所 第2工場を拡張
- 2024年4月23日
- 工場・設備投資
- 2024年4月17日号, デクセリアルズ
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