

スター精密は、工作機械事業における菊川工場のリニューアルと牧之原市に新工場を建設する。
スイス型CNC自動旋盤の需要が世界的に拡大しており、同社は生産能力を増強し高付加価値製品と最先端モデルの組立を行う新工場を国内に建設し月産100台の体制を確立し、地政学的なリスクへの対応力強化を目的とする。また現在の工場棟は建設後35年以上を経過しており、地震等の災害への対応を強化してBCPの向上も進め、ロボットの導入等による自動化、DXの推進によるスマートファクトリー化を実現し、業務と生産効率の追求に加え、品質の向上やコスト削減を図る。
菊川工場のリニューアルは、同工場の敷地内にコア部品製造の菊川南工場を建設する。建屋は鉄骨3階建で建築面積は約1万0300平方メートル。延床面積は約1万3700平方メートル。総事業費約100億円。2024年7月着工予定。2025年11月稼働開始(予定)。
牧之原工場(仮称)は、最先端モデルの本体組み立てを担い、建屋は鉄骨2階建、建築面積は約6900平方メートル、延床面積は約9100平方メートル。総事業費は約50億円。2025年5月着工(予定)。2026年7月稼働開始(予定)。