横河電機と、アイルランドのエネルギーITソリューション企業のGridBeyondは、横河電機がGridBeyondのシリーズCラウンドに出資し、戦略的パートナーシップ契約を締結した。
GridBeyondは、独自のAIやロボットトレーディング技術などを用いて、実際に発電した電力を売買する「卸電力市場」、将来の電力供給力を売買する「容量市場」、短時間での需給調整力を売買する「需給調整市場」の3つの市場で効率的な電力取引を代行(アグリゲーション)する事業を展開。市場価格などの予測データ、設備の制約、市場機会を考慮して顧客の設備に適した取引計画を検討し、3つの市場でのリアルタイム入札などの全てを自動で行い、顧客の利益最大化を支援するノウハウを有している。アイルランド、イギリス、アメリカ、オーストラリアの900超の設備で合計1.7ギガワットの負荷を制御している実績がある。
今後両社は電力取引導入のためのコンサルティングと運用サービスを提供し、顧客の電気利用の効率化を支援し、GridBeyondの仮想発電所(VPP)ソリューションの実績と横河電機の経験豊富な製造業向けのコンサルティング力をもとに、両社はお客様の設備と電力消費の関係を理解したうえで効果的な対策を提案して実装、運用までをサポートしていく。
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