村田製作所は、滋賀県守山市の守山駅前に新たな研究開発拠点「守山イノベーションセンター」を設立する。2024年2月より工事を着手し、竣工は2026年5月を予定。
同センターは、既存および新規事業の基礎研究、企画、デザイン、設計の強化を目的とし、研究開発機能の拡充、顧客や協力会社、地域住民などとの関係性を強化し、価値創出に向けた取り組みを加速する。また本社、滋賀県近隣の当社事業所との地理的メリットを生かし、企画・研究開発拠点との連携を強化し、社外との技術交流や協働開発によるオープンイノベーションを促進する。
オフィス・開発フロアは、自然光の取り込みや、必要最小限の間仕切りとし、開放的な空間によって、交流やひらめきを促すフロアとし、立体的な社内交流スペースを構築しメンバー間のコミュニケーションを活性化を目指す。低層階には社外との技術交流や協働開発を行うエリアを設置し、新しいビジネスの創出を目指す。地域共生に向けて、建物は圧迫感を軽減した外観デザインとし、地域住民も通行できる開放的なスペースの整備をはじめ、体験展示や電子工作教室など、STEAM教育※1を通じて、子どもたちが科学の不思議や楽しさと出会い、学びに向かう力を高めるためのきっかけを提供する子ども向け科学体験施設を設置する。
敷地面積9966平方メートル。建屋は鉄骨造地上18階と塔屋で構成し、延床面積6万4850平方メートル。
投資総額は、約460億円(土地・建物費用のみ)。
https://corporate.murata.com/ja-jp/newsroom/news/company/general/2024/0214