
モベンシスの「WMX」は、同社が独自開発したハードウェア不要のソフトウェアによるモーション制御プラットフォーム。パソコンのマルチコアCPUの演算能力を最大限に活かし、NCボードや専用コントローラの代わりに市販のWindowsパソコンにインストールしたソフトウエアのみによって、様々な製造装置やロボットなど高速多軸同期モーション制御を実現する。
「WMX3」は、自社開発のソフトウェアベースモーションコントローラで、モーション制御ボードを代替する。
市販のPCにインストールしたソフトウエアだけでイーサネットベースのフィールドバス通信(EtherCAT、CC-Link IE TSN、MECHATROLINK、RTEX)技術と製造装置の高速多軸モーション制御の融合を実現する。
1台のPCでさまざまなモーション制御ができ、超高速・高精度に必要なリアルタイム制御スレッドを装置に合わせて設定して使用でき、省配線も実現できる。
半導体、ディスプレイ、ロボット産業、二次電池、ICTデバイスなどの幅広い分野でWMXが採用され、特に半導体やスマートフォン製造装置の前・後工程で広く適用されている。