横河電機は、2023年4月期決算を発表し、売上高は5401億5200万円(前年度比18.3%増)、営業利益は788億円(77.4%増)、純利益は616億8500万円(58.5%増)の増収増益となった。生産部品とプロジェクト調達品の調達環境オン改善や値上げ実施効果、コロナ禍後に受注した大型案件の売上高への計上、為替変動等が影響した。
セグメント別では、制御事業の売上高は5038億円(17.8%増)、営業利益は717億円(74.5%増)。測定器事業は売上高318億1700万円(26.9%増)、営業利益は81億3800万円(75.7%増)、新事業他は売上高44億8500万円(16.7%増)、営業損失10億400万円となった。
地域別では、日本の売上高は1290億円(130億円増)、海外は3749億円(633億円増)。海外売上比率は74.4%。受注はインドや中東・アフリカが引き続き好調で、中国は減速感が続いている。
2024年度の通期見通しは、売上高は4.2%増の5630億円、営業利益は4.8%減の750億円、純利益は20.6%減の490億円の増収減益としている。堅調なエネルギー需要や素材産業の投資回復などで受注・売上は増加し、粗利率の悪化や将来の成長に向けた先行投資、人的投資などを見込んで減益予想としている。
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