クラボウ化成品事業部は、成長市場である半導体製造関連分野の拡大に向け、高機能樹脂製品の製造に使用するフッ素樹脂素材の生産設備等を寝屋川工場(大阪府寝屋川市)に新たに導入する。10月から順次操業を開始する予定。
高機能樹脂製品は、主に半導体製造装置やそれらに組み込まれる各種機器向けに使用されるため、非常に高い耐薬品性が求められ、販売数の約80%がフッ素樹脂製となっている。フッ素樹脂素材の内製化については、これまで熊本事業所で一部実施しておりましたが、今回の設備投資では、新たに寝屋川工場に大型プレス機と焼成炉などを導入するとともに、フッ素樹脂素材の生産を熊本事業所から寝屋川工場へ集約することで生産効率を向上し、供給量の拡大を図っていく。投資額は約4億円。
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