アズビルは2024年3月期決算を発表し、売上高は2909億3800万円(前年比4.5%増)、営業利益は368億4100万円(17.9%増)、純利益は302億700万円(33.6%増)となり、3期連続の増収増益を達成。過去最高業績を更新した。
セグメント別では、アドバンスオートメーション(AA)事業は、受注高1014億円(11.0%減)、売上高は1070億円(2.9%増)、セグメント利益は161億円(10.6%増)。半導体製造装置市場の需要落ち込みなどFA市場の市況低迷によって受注が大きく減少したが受注残を売り上げに転化して増収となった。ビルディングオートメーション(BA)事業は、受注高1367億円(1.1%増)、売上高1346億円(4.7%増)、セグメント利益は193億円(20.5%増)。受注は前年度と同水準で推移し、既設やサービス分野が伸びて増収増益を達成し。ライフオートメーション(LA)事業は、受注高516億円(4.1%増)、売上高514億円(2.3%増)、セグメント利益13億円(133.6%増)となった。海外売上高は673億円で、海外売上比率は23.1%に拡大した。
2024年度業績見通しは、売上高は3000億円(3.1%増)、営業利益は375億円(1.8%増)、純利益は280億円(7.3%増)を見込んでいる。BA事業の事業環境は引き続き堅調で、AA事業は製造装置市場で在庫調整が続くが、下期以降に生成AI普及などにともなう半導体需要等の回復を見込んでいる。
https://www.azbil.com/jp/ir/library/result/__icsFiles/afieldfile/2024/05/13/azbil_FY2023_4Q_tanshin.pdf
https://www.azbil.com/jp/ir/library/result/__icsFiles/afieldfile/2024/05/13/azbil_FY2023_4Q_amm-j.pdf