
オムロンは、高容量パワーリレー「G9KBシリーズ」について、蓄電システムなど新エネルギー機器向けに特化した高容量パワーリレー「G9KB-E」を発売し、合わせてカーボンフットプリント(CFP)の算出と提供を開始した。
G9KBシリーズは、DC600V、50Aの双方向開閉ができる高容量パワーリレー。使用周囲温度85°Cを満たす耐熱性を持ち、接点間隔は3.6mm以上で、初期接触抵抗は5mΩ以下の低抵抗を達成し、高い信頼性と効率的な性能を備えている。エネルギーストレージシステム(ESS)のスイッチングデバイスに要求されるUL60947-4-1とEN61810-10の認証を取得して安全規格に適合し、高電圧、高電流のアプリケーションでの使用に適している。
新製品となるG9KB-Eシリーズは、従来モデルと同等のサイズと重量を維持しつつ、性能を大幅に向上させ、最大開閉電圧はDC800V、最大通電電流を100Aまで拡張。特に15〜40kWクラスの蓄電システムやEV充電器、V2Xなどの電力密度が要求される用途に最適となっている。
さらに、パワーコンディショナーや蓄電システムなど新エネルギー機器向けに提供する高容量パワーリレーにおいてCFPの算出・提供を開始する。同社はバリューチェーンでの脱炭素と環境負荷の削減を目指して環境評価制度を導入し、グローバル基準に基づきCFPにおける自社算定ガイドラインを策定しており、顧客の要望に応じてガイドラインに基づいてCFPを算出し、そのデータを提供する。同シリーズのCFPは、ISO 14067に基づいて算出されており、第三者機関による認証も取得済み。今後、幅広いラインナップを持つ高容量パワーリレー群におけるデータ提供を順次進め、3月から開始している「サプライチェーンのGHG排出量を把握する実証実験」と連動してCFP算定の機種展開を加速していく。