
三菱電機は、製造業やビルオーナー、熱供給事業者の電力と熱のエネルギーコスト削減と脱炭素化の推進を支援する「熱関連トータルソリューション」を提供開始した。
製造業やビルオーナー、熱供給事業者などは製品の生産プロセスや空調で多量の熱を使用しているため、脱炭素化の推進が大きな課題となっている。それに対し同ソリューションは、顧客の課題に応じたコンサルティングと、データ分析による現状把握や施策の提案、デジタルシミュレーションによる導入効果の試算を実施。さらに、ヒートポンプチラーやエコキュートなどの給湯・産業冷熱機器、設備設計・計装制御設計などの熱エンジニアリング技術を駆使した設備導入、電力と熱の最適運用を行うEMS技術を組み合わせて提供し、顧客のエネルギーコストと脱炭素への課題をワンストップで解決する。運用データの分析・評価を基に繰り返し改善を進め、電力の環境価値管理や調達計画の最適化などもサポートしていく。