シュナイダーエレクトリック、クラウド型産業用現場データ活用プラットフォーム「CONNECT」提供開始 データソースを統合して高度な活用を実現

シュナイダーエレクトリックは、クラウドベースの産業用現場データの活用プラットフォーム「CONNECT(コネクト)」を提供開始した。
同プラットフォームは、同社グループが展開する各種産業用ソフトウェアで収集した幅広いデータを統合して管理する、クラウド型のデータ活用プラットフォーム。AVEVAの産業用ソフトウェアを基盤とし、産業用IoTプラットフォームのEcoStruxure や建築設計ソフトウェアのRIB、電力などエネルギー管理ソリューションのETAP、その他パートナーを含む各種アプリケーションを統合し、現場と経営、電気系統と制御、設計・運用・保守などサイロ化して活用が難しかった現場の幅広いデータを一元的に管理して、一貫性のあるデータとして各種判断に活用できるようにするもの。企業組織全体のユーザーがデジタル設備資産データに対して安全にアクセス、可視化、検証、共同作業を実行することができる。
具体的には、CONNECT Data Serviceでデータを集約、コンテキスト化、共有を行い、BI、AI、ML ツール用の一元的なデータリポジトリを構築・管理した上で、明示的に許可したユーザーへのみデータを安全に共有。組織の壁を越えて同一の産業データにアクセスして拡張的なデータ活用を可能にする。CONNECT Visualizationでは様々なコンテンツやダッシュボードなどの可視化をノーコードで作成でき、一から画面を構築するセルフサービスと、あらかじめ開発された画面を基に編集する事前定義済テンプレートの2種類から選択可能。CONNECT Modeling & Analyticsは、AI や機械学習を活用し、データを高度に分析・予測し、ノーコードでデータの前処理からモデル作成、データ検証まで一気通貫で実装可能で、品質予測、生産性予測、エネルギー効率予測などの予測分析を実行する。CONNECT アプリケーション開発サービスは、パートナーや開発者が、ユースケースの拡張/強化ソリューションを構築可能となり、データを集約して一元管理し、可視化、分析でき、さらに新たな機能やアプリケーション開発も可能とする。

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