機器の小型化、低消費電力、バイオマスプラ活用
オムロンは、制御機器メーカーとして初めて制御盤のCFP(カーボンフットプリント)を定量化し、省電力化・省資源化や環境負荷データの見える化、材料技術の開発を推進することで2025年度までに同社製品による制御盤のCFPを半減(2016年度比)し、制御盤づくりの低炭素化を目指す「グリーンコンセプト」に取り組んでいる。
20種類以上の制御機器で省電力化・省資源化に取り組み、特に消費電力の大きいパワーサプライ製品では、電源「形S8VK-WA」で高効率化による消費電力約60%削減、質量比約60%の軽量化、体積比約50%の小型化を実現している。
また筐体の環境負荷低減に向け、バイオマスプラスチック活用を目的とした技術開発と製品展開を進め、将来的には幅広い製品の採用して個別製品レベルでの低炭素化を目指す。
さらに、制御盤の低炭素化促進に向けて製品仕様に基づく環境負荷データを提供する。業界に先駆けて製品仕様に関連付けた数値化に取り組むことで、環境負荷を低減したモノづくり現場の構築を後押しする。今後、環境負荷低減に貢献する情報をウェブサイトなどで公開予定としている。