明電舎は、環境配慮型の変電設備に対するニーズに対し、植物由来・天然(植物油)・合成の3種のエステル全てをカバーしたエステル油入変圧器を展開している。
環境配慮型の変圧器では植物由来のエステルを採用した製品の需要が増加しているが、同社では絶縁冷却媒体に植物由来エステルとしてパームヤシ脂肪酸エステルを採用したパームヤシ油入変圧器、天然エステル(植物油)として大豆油を採用した大豆油入変圧器、合成エステルとしてポリオールエステルを採用した合成エステル油入変圧器をラインアップし、JIS C 2390 生分解性電気絶縁油に規定される3種のエステルのすべてのタイプを揃えている。
さらに、火災に対する安全性に優れる「菜種油」の活用が進みつつあることを受け、天然エステルタイプに菜種油入変圧器をラインアップに追加。菜種油は引火点と燃焼点が高く、火災に対する安全性が重視される場所に最適な製品となっている。特別高圧クラスで無電圧タップ切換または負荷時タップ切換、絶縁油の循環は自然循環となっている。
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