オークマは、江南工場(愛知県江南市)に新たな拠点としてエンジニアリングセンターとイノベーションセンターを建設する。
同施設は、同社が提供する工程集約、自動化、スマートファクトリー構築、工場全体の最適化を推進するものづくりDXソリューションを分かりやすく、具体的に提案するために建設され、最新鋭の工作機械による加工技術、周辺装置を含む革新的な自動化技術を体感できる。
エンジニアリングセンターは、ユーザーに高度なテスト加工や注文された機械・自動化システムの機能確認を実施する立会の場として設置。最新鋭の工作機械とシステムを用いた加工技術や自動化システムを展示し、一品一様の部品を最短リードタイムで生産する過程を公開する。本社と可児工場の組立工場との役割整理を進め、生産性と生産能力の向上を図っていく。
イノベーションセンターは、革新的な自動化技術の開発、お客様との共創による働き方改革、生産改革に向けたサポートビジネスを提供する施設。ユーザーが将来の工場を具体化するための共創の場として、立会やテスト加工、データを活用した展示エリアなどを提供し、ソリューションの提案を行う。
さらに、イノベーションセンター前には広い緑地を設け、公開エリアとして地域住民に開放。地域社会に開かれた施設としての役割も担う。
エンジニアリングセンターとイノベーションセンターは、延床面積が約1万4400平方メートルと4500平方メートル。2025年12月の竣工を予定しており、総工費は140億円。
オークマ、愛知県江南市にエンジニアリング・イノベーションセンター建設
- 2024年6月11日
- 工場・設備投資
- 2024年6月5日号, オークマ
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