ファナックは、サーボモータ制御技術を活用した3Dガルバノミラー方式のレーザスキャナ「LS3Di-A」を発売した。
同製品は、距離から広範囲の照射範囲でレーザ光を集光し、高速に自在形状を走査できる3Dレーザスキャナ。レーザ光を反射する2枚のミラーを、2軸の高速にフィードバックされたモータで微小揺動し、300×300mmの範囲に正確に照射し、また集光レンズをモータで位置決め制御してレーザ集光点を±100mm上下に変動させ、平面だけでなく立体形状のレーザ加工を実現する。金属のレーザ溶接をはじめ、金属箔や非金属薄板の切断、塗装膜の焼付けや除去など、幅広いアプリケーションに適用できる。
レーザスキャナコントローラ「LSCi-A」を使用してGコードプログラムでXYZ座標の制御が可能。リングモードレーザや溶接モニタとの連携もスムーズに行うことができ、さらにリモート溶接ロボットに搭載することで、大型ワークの精密溶接にも対応。オフラインシミュレータ「ROBOGUIDE」を用いて、ロボットとスキャナプログラムを一括生成し、協調動作による効率的なレーザ加工を実現することができる。
https://www.fanuc.co.jp/ja/product/new_product/2024/202406_ls3dia.html