
横河計測は、分割可能なセンサーコアで電流センサーでクランプタイプの測定の手軽さを実現したAC/DCスプリットコア電流センサー「CT1000S」を発売した。
近年あらゆる業界でエネルギー効率の重要性が高まっており、とくに電気自動車、鉄道、再生可能エネルギーなどの大電流アプリケーションではより正確な電力測定が求められ、既存の高精度大電流センサーはパワーアナライザなどの測定器と組み合わせて使われているが、試験対象への取り付けや取り外しの際に、被測定対象を物理的に切断する必要があった。
それに対し同製品は、分割可能なセンサーコア形状を採用することで被測定対象の物理的切断を無くし、より手軽かつ高精度な広帯域、大電流測定が可能。優れたCMRRと周波数特性の直線性により、高周波測定や電流レベルが劇的に変化する広いダイナミックレンジを必要とするアプリケーションでも正確な電流測定ができ、電磁ノイズに対する高い耐性により測定値への影響を最小限に抑える。
電力計や波形測定器との組み合わせ、インバータのキャリア周波数成分の測定やリアクトル損失の評価など広帯域と大電流の測定にも対応。また電流センサー自体が開放型になっており、ケーブルの切断が不要なため、取り付けや取り外しが容易にでき、作業を効率的に行うことができる。ねじ止めによる電流センサー本体の固定や、ケーブルの軸位置固定、ロック機構により、安定した測定を実現し、再現性を向上。ケーブルの長さは、使用環境に応じて、3m、5m、10mから選ぶことができる。
xEV、再生可能エネルギー、鉄道、船舶等に対し、インバータ・モーターの評価試験やxEVの開発評価、鉄道、船舶等の大電流駆動機器の開発評価などに使うことができる。