横河計測、AC/DCスプリットコア電流センサー「CT1000S」発売

横河計測は、分割可能なセンサーコアで電流センサーでクランプタイプの測定の手軽さを実現したAC/DCスプリットコア電流センサー「CT1000S」を発売した。
近年あらゆる業界でエネルギー効率の重要性が高まっており、とくに電気自動車、鉄道、再生可能エネルギーなどの大電流アプリケーションではより正確な電力測定が求められ、既存の高精度大電流センサーはパワーアナライザなどの測定器と組み合わせて使われているが、試験対象への取り付けや取り外しの際に、被測定対象を物理的に切断する必要があった。
それに対し同製品は、分割可能なセンサーコア形状を採用することで被測定対象の物理的切断を無くし、より手軽かつ高精度な広帯域、大電流測定が可能。優れたCMRRと周波数特性の直線性により、高周波測定や電流レベルが劇的に変化する広いダイナミックレンジを必要とするアプリケーションでも正確な電流測定ができ、電磁ノイズに対する高い耐性により測定値への影響を最小限に抑える。
電力計や波形測定器との組み合わせ、インバータのキャリア周波数成分の測定やリアクトル損失の評価など広帯域と大電流の測定にも対応。また電流センサー自体が開放型になっており、ケーブルの切断が不要なため、取り付けや取り外しが容易にでき、作業を効率的に行うことができる。ねじ止めによる電流センサー本体の固定や、ケーブルの軸位置固定、ロック機構により、安定した測定を実現し、再現性を向上。ケーブルの長さは、使用環境に応じて、3m、5m、10mから選ぶことができる。
xEV、再生可能エネルギー、鉄道、船舶等に対し、インバータ・モーターの評価試験やxEVの開発評価、鉄道、船舶等の大電流駆動機器の開発評価などに使うことができる。

https://tmi.yokogawa.com/jp/news/press-releases/2024/yokogawa-test-measurement-releases-ct1000s-acdc-split-core-current-sensor/?_ga=2.169043111.768909251.1718174674-1034275718.1702073485

オートメーション新聞は、1976年の発行開始以来、45年超にわたって製造業界で働く人々を応援してきたものづくり業界専門メディアです。工場や製造現場、生産設備におけるFAや自動化、ロボットや制御技術・製品のトピックスを中心に、IoTやスマートファクトリー、製造業DX等に関する情報を発信しています。新聞とPDF電子版は月3回の発行、WEBとTwitterは随時更新しています。

購読料は、法人企業向けは年間3万円(税抜)、個人向けは年間6000円(税抜)。個人プランの場合、月額500円で定期的に業界の情報を手に入れることができます。ぜひご検討ください。

オートメーション新聞/ものづくり.jp Twitterでは、最新ニュースのほか、展示会レポートや日々の取材こぼれ話などをお届けしています
>FA・自動化、デジタル化、製造業の今をお届けする ものづくり業界専門メディア「オートメーション新聞」

FA・自動化、デジタル化、製造業の今をお届けする ものづくり業界専門メディア「オートメーション新聞」

オートメーション新聞は、45年以上の歴史を持つ製造業・ものづくり業界の専門メディアです。製造業DXやデジタル化、FA・自動化、スマートファクトリーに向けた動きなど、製造業各社と市場の動きをお伝えします。年間購読は、個人向けプラン6600円、法人向けプラン3万3000円

CTR IMG