【産業オープンネット展 2024】7月2日(火)東京・大田区産業プラザ 7月17日(水)大阪・グランキューブ大阪

産業用オープンネットワークを推進する各団体や会社が一堂に会し、セミナーとデモを通してオープンネットワークを採用するメリットを紹介する「産業オープンネット展2024」(主催=産業オープンネット展準備委員会)が、東京(7月2日、京急蒲田駅前・大田区産業プラザPio)と大阪(7月17日、京阪中之島駅前・グランキューブ大阪)で開催される。

 開場時間は両会場とも10時~17時。入場は無料(登録制)。

 (写真は昨年の産業オープンネット展)

現場からクラウドまでをつなぐ産業ネットワーク技術

12協会・団体/58社が出展

オープンネットワークを推進する協会・団体が共催し、産業用ネットワークを使うメリットを展示説明する同展は、2012年に第1回を開催した。昨年は東京と名古屋で開催し、合わせて約1400人が来場した。今年もオープンネットワークの普及のため活動をしている協会・団体として、今回新たにEdgecrossコンソーシアムと日本OPC協議会が加わり12が共催として参加している。また、協賛会社は58社が参加し、昨年より5社増えた。また、IIFES実行委員会が協力している。

近年、IoT、 Industry 4・0の普及が進むなか、オープンなネットワーク技術は、工場現場の制御だけでなく、稼働管理、生産スケジューリング、保全管理のベース技術としてますますその用途を拡大している。今年の産業オープンネット展は、工場現場のネットワークからクラウド接続まで、工場で稼働する機器のデータがどのように展開されるかを展示とセミナーで紹介する。

「産業用ネットワークと機器の動向を知りたい」「工場現場で使用するケーブルとコネクタはどんなもの」「工場現場からクラウドまでデータをどのように通すか」「安心、安全なネットワークの設計をしたい」「産業用ネットワーク機器の開発方法を教えてほしい」といった質問や疑問に実機デモとセミナーで答えを提示する。

産業ネットワークの動向に興味がある方、アプリケーションエンジニアリングに注目される方、ネットワーク機器の開発方法を知りたい方、ネットワークをより詳しく理解されたい方などにとって最適な機会となる。

同展は、大きく展示とセミナー(プレゼン)と特別企画で構成。

工場の中にはさまざまなベンダーから提供された多様な機器・装置が稼働しており、それらをつないでデータ・情報を簡単に効率よく安定して通信させるネットワークが求められている。

同展では「現場からクラウドまでをつなぐ産業ネットワーク技術」の最新動向を実際に見て、聞いて、触れて体験できる場となっている。

マルチベンダーによるクラウド接続を「IoT接続デモ」

また、今年の産業オープンネット展は工場現場のネットワーク技術、機器の展示に加えて、マルチベンダーによるクラウド接続を「IoT接続デモ」としての特別展示も行う。

会社の中でDXを推進していくと、工場現場の運転、操業のデータ・情報を工程間、工場間、または部門間でどのように共有するかの議論が出てくるが、安全で、しかも確実にデータ、情報を伝達する方法としてクラウド接続が注目されている。「IoT接続デモ」では、工場複数ベンダーの機器を組み合わせて、現場のデータをクラウドに展開するデモを構築して、そのエンジニアリングを紹介する。Azure、Edgecross、ORiNなどのソフトウェア技術および各種ゲートウェイ技術を組み合わせて、異なるシステム間での通信を実現する手順を確かめることができる。

産業用ネットワーク動向がわかる46のセミナー

また、共催協会、協力協会、協賛会社による46の「セミナー」も開催される。

産業用ネットワーク機器の技術、製品、マーケットに関して、最新情報を得ることで、全世界で拡大する産業用ネットワークの全貌を確認ができる。

セミナーは名古屋、東京とも6会場に分かれて10時30分から16時30分まで、各セミナー30分間で同時に行われる。最新の技術動向や最新ソリューションなどが紹介されることから見逃せない。

セミナー聴講、展示デモの参加は無料で、入場・退場も自由であるが事前に参加申し込みが必要。セミナーではすでに満員になっているコースもある。

参加申し込みアドレス(https://www.sangyo-open.net)。

出展共催協会・団体と協賛会社は次の通り。

■▽共催協会・団体(50音順)

日本プロフィバス協会、IO-Linkコミュニティ ジャパン、ODVA、日本OPC協議会、FDT Group、CC-Link協会、EtherCAT Technology Group、日本AS-i協会、MECHATROLINK協会、Edgecrossコンソーシアム、FL-net推進委員会、ORiN協議会 

■協賛会社(50音順)

アークテイク、ifm efector、アドバンテック、アナザーウェア、アルゴシステム、インタフェース、HMSインダストリアルネットワークス、エニイワイヤ、エヌ・ディ・アール、NTTコミュニケーションズ、NTTテクノクロス、M2Mクラフト、遠藤工業、エンドレスハウザージャパン、Empress Software Japan、OKIネクステック、オプテックス・エフエー、京都マイクロコンピュータ、倉茂電工、ケイエスジェイ、ケーメックス・オートメーション、コムクラフト、コンテック、JSLテクノロジー、シェルパ、システック、図研エルミック、ステップテクニカ、スリーエム ジャパン、ターク・ジャパン、大電、たけびし、日星電気、日鉄溶接工業、日本製線、日本テレガートナー、日本モレックス、ネットチャート、ハーティング、パイオニクス、パナソニック インダストリー、原田産業、バルーフ、ピーアンドエフ、PFU、ビューローベリタスジャパン、ヒルシャー・ジャパン、ヒロセ電機、フエニックス・コンタクト、マイクロネット、三菱電機、三菱電機エンジニアリング、Motionnet協会、Moxa Japan、モベンシス、リンスコネクト、ルネサス エレクトロニクス、ワゴジャパン

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