BtoBサイト調査2024 FA企業が上位を独占 BtoBサイトスコアで三菱電機(FA)が2年連続トップに 2位オムロン(制御機器)、3位キーエンス

トライベック・ブランド戦略研究所が毎年行っているBtoBサイトのビジネス貢献度を評価する「BtoBサイト調査」について、2024年版が発表され、ランキング指標であるBtoBサイトスコアでは、三菱電機(FA)が2年連続でトップとなり、2位にオムロン(制御機器)、3位にキーエンスが入り、FA関連が上位を独占した。
調査は、インターネット上のアンケート調査で、有力企業197サイトについて製品・サービス分野別に抽出したBtoBターゲットユーザーより回答を得たもの。有効回答者は7700人。
BtoBサイトスコアは、ターゲットのうち過去1年以内に業務目的でアクセスした人の割合の「アクセス率」とアクセス者のうちニーズが充足された人の割合「ニーズ充足率」を掛け合わせて算出。顧客や見込み客が定期的に繰り返し訪問する仕組みが整えられていて、かつアクセスの目的にあった情報を提供してユーザー満足を得られている企業が上位に入る仕組みで、上位3社のサイトは新製品情報、技術情報など業務に必要で役に立つ高頻度で更新・発信しており、FA業界で業務を行う人には欠かせないツールとなっている。
またニーズ充足率では、1位がセイコーエプソン(ビジネス用)が85.6%でトップとなり、2位にはキヤノン(法人のお客様)が86.0%で続き、3位はミツトヨが84.0%となった。セイコーエプソン(ビジネス用)は、同社の強みであるインクジェットプリンターのコスト、スピード、環境性能といったメリットを端的に提示し、特にレーザー式からインクジェット式に変えることによる環境負荷低減を大きく打ち出していることが同サイトの特徴となっている。ニーズ充足率の向上には、他社と比べた際の優位性を分かりやすく示すことが重要としている。
また調査では「最近の業務上に情報収集をしている製品やサービス、課題テーマ」について回答を得ており、カーボンニュートラルや環境配慮型製品などのテーマを挙げる人が増加しており、サイトにそれらの情報を充実させていくことが競争力を高める有効な手段となる。
さらに、コロナ禍以降、数多く行われるようになったオンライン展示会について、メタバースを活用したメタバース展示会の利用意向調査も行っており、「利用したことがある。今後も利用したい」と「未利用だが利用してみたい」の回答が全体では4割程度だったが、FA分野に限ると利用意向がある回答は5割を超え、展示会の新たな形として受け入れられやすい土壌はあるようだ。

https://japanbrand.jp/ranking/bb-ranking/bb2024-total.html

オートメーション新聞は、1976年の発行開始以来、45年超にわたって製造業界で働く人々を応援してきたものづくり業界専門メディアです。工場や製造現場、生産設備におけるFAや自動化、ロボットや制御技術・製品のトピックスを中心に、IoTやスマートファクトリー、製造業DX等に関する情報を発信しています。新聞とPDF電子版は月3回の発行、WEBとTwitterは随時更新しています。

購読料は、法人企業向けは年間3万円(税抜)、個人向けは年間6000円(税抜)。個人プランの場合、月額500円で定期的に業界の情報を手に入れることができます。ぜひご検討ください。

オートメーション新聞/ものづくり.jp Twitterでは、最新ニュースのほか、展示会レポートや日々の取材こぼれ話などをお届けしています
>FA・自動化、デジタル化、製造業の今をお届けする ものづくり業界専門メディア「オートメーション新聞」

FA・自動化、デジタル化、製造業の今をお届けする ものづくり業界専門メディア「オートメーション新聞」

オートメーション新聞は、45年以上の歴史を持つ製造業・ものづくり業界の専門メディアです。製造業DXやデジタル化、FA・自動化、スマートファクトリーに向けた動きなど、製造業各社と市場の動きをお伝えします。年間購読は、個人向けプラン6600円、法人向けプラン3万3000円

CTR IMG