コンテックは、920MHzのサブギガ帯無線を使ってイーサネット通信を最大1km離れた場所でも無線化できるIEEE802.11ah対応の無線アクセスポイント「SGA1000」を発売した。
コンパクト設計の無線アクセスポイントで、同梱の取り付けブラケットにより壁面、DINレールへの取り付けなど、さまざまな場所への設置でき、外部アンテナ対応で自由度の高い無線LANシステムの構築ができる。IEEE802.11ahに対応し、920MHz帯の無線を利用して免許不要で屋外使用も可能。これまでの920MHz帯の無線通信と比較して高速通信かつ長距離のネットワークを構築でき、敷地面積の広い工場やプラント、農場などでの活用が可能。また従来の2.4GHzや5GHzを利用した無線LANアクセスポイントと比べて1台のアクセスポイントで半径1km範囲(理論値)のエリアをカバーし、数百台の端末と接続できる。
通信距離・電波干渉回避、障害物の回折性などのサブギガ帯の無線通信の利点と、従来の無線LANの汎用性や異なるメーカ間の接続性などの利点を備え、有線ネットワークや無線ネットワークなど既存の通信インフラに、長距離通信が可能で接続台数の多いIEEE802.11ahの無線ネットワークの利点を、簡単に加えることが可能となっている。
リピータモードまたはメッシュモードなど中継局として利用することもでき、中継局を追加するだけで簡単に通信エリアを広げることができ中継位置やアンテナの高さなど通信経路の工夫をすることで安定した通信が実現できる。
ACアダプタ(別売)や10~32VDCの直流電源、PoE給電などさまざまな電源供給に対応し、-20~60°Cの周囲温度環境に対応しており、さまざまな温度環境でも使用でき、用途に応じて柔軟に使えるようになっている。
コンテック、IEEE802.11ah対応の無線アクセスポイント「SGA1000」発売 サブギガ帯を利用して最大1kmのエリアをカバー可能
- 2024年7月9日
- 新製品/サービス
- 2024年7月3日号, コンテック, サブギガ帯無線
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