DMG森精機は、伊賀事業所(三重県伊賀市)に、工作機械のベッド・コラムなど、大物鋳物部品の加工を行う第3精密加工工場を稼働開始した。伊賀事業所では、これまで2棟の精密加工工場にて内製部品の加工を行っていたが、5軸・複合加工機の需要増加による大型高精度・高品質部品の生産増加への対応や、内製化や工程集約による品質向上、生産性向上をさらに推進するため、3棟目となる第3精密加工工場を新設した。
第3精密加工工場では、同社フロンテン工場(ドイツ・バイエルン州)で生産された超大型5軸加工マシニングセンタを3台導入し、工作機械に使用するベッド・コラムなど大物鋳物部品の加工を行う。現在2台目の設置が完了し、5月から本格稼働する。2025年に導入予定の3台目には研削仕様を追加し、これまで他社製の専用機で行っていた研削工程の工程集約を自社製の機械で実現する。
建築面積は5698平方メートル。延床面積は5616平方メートル。総投資額は約25億円(建物)、約30億円(機械)
https://www.dmgmori.co.jp/corporate/news/pdf/20240418_PrecisionFac3.pdf