マコメ研究所(長野県上伊那郡箕輪町)は、耐環境性を重視したロータリー式のポテンショメータ・エンコーダー「MRE-5049」と、リニアポテンショメーター「MRE-5026」を開発した。
新製品は、回転部分に軸の無い完全非接触構造で、機械的回転部分が無いことから破損などが防げ、また回転抵抗が無いことからフィルム等の巻取り装置においてテンションコントロールにも活用できる。動作距離(センサー・磁石間)最大10㎜ 防水性 IP67。
ロータリー式のポテンショメータ・エンコーダー「MRE-5049」は、インクリメンタル形で、センサーと発磁体は機械的接続がない完全非接触構造のため、摩耗による故障がなくなる。専用発磁体(MG-5049)と組み合わせることにより、発磁体の回転に合わせて A・B相パルス信号を出力する。
最大5000カウント/回転・最大2万7000rpm。トランジスター出力。
リニアポテンショメーター「MRE-5026」は、磁石の位置に応じた位置を出力する。既存製品をより使いやすくするためにロッドタイプを追加した。磁石とセンサーの隙間をもっと大きくして欲しいとの要望に対応して、ロッドタイプにすることで隙間を2倍確保することを可能にした。省スペース用として、極細タイプと建設機械向けに極太タイプを用意している。
内部分解能 0・072、電圧・電流出力、原点セット機能内蔵。