NECA(日本電気制御機器工業会)による2024年度第1四半期の出荷統計によると、出荷総額は1418億6000万円で、前年同期比では25.3%減、479億5000万円のマイナスで、4期連続で前年割れ。ただし前期2023年度4Qとの比較では、輸出好調を受けて0.1%増となり、いったん底は脱した形となった。
大品目別では、5大品目すべてで大きく前年割れ。PLC/FAは438億5700万円(前年同期比41.3%減、同308億7600万円マイナス)、制御用リレーは362億7600万円(14.3%減、60億7400万円マイナス)、制御用専用機器は296億300万円(15.8%減、55億6200万円マイナス)、検出用スイッチは241億3600万円(12.1%減、33億2100万円マイナス)、操作用スイッチは79億8300万円(21.9%減、21億1200万円マイナス)と厳しい結果となった。前期比では、PLC/FA、制御用専用機器は前期比割れ、制御用リレー、検出用スイッチ、操作用スイッチは前期を上回り、上昇に転じた。
仕向地別では、国内が838億1800万円(27.6%減、320億2400万円マイナス)、輸出が580億3800万円(21.5%減、159億2100万円マイナス)。輸出比率は40.9%となった。仕向地別では、北米は101億400万円(7.8%減、8億5500万円マイナス)、ヨーロッパは119億900万円(28.0%減、44億23000万円マイナス)。アジア・太平洋は358億8900万円(23.0%減、106億9800万円マイナス)で、うち中国は130億5200万円(9.2%減、13億3000万円マイナス)となった。
いずれの地域も前年割れとなったが、前期比では輸出は全地域で前期を上回り、11.7%増、60億8800万円プラスとなった。
https://www.neca.or.jp/wp-content/uploads/statistics_data_general_1Q-1.pdf