JEMA、産業用汎用電機機器 出荷実績 モータ・インバータ、配電・制御機器 難局面続く

JEMA(日本電機工業会)による2024年度第1四半期の産業用汎用電気機器の新棟によると、出荷額合計は前年同期比21.1%減の1628億円となり、4半期連続のマイナスとなった。
回転駆動機器の出荷額合計は、710億6700万円(前年同期比24.8%減)。うち三相誘導電動機(75kW以下)が164億8500万円(6.6%増)で、回転駆動機器のなかで唯一の前年超え。汎用インバータは184億2900万円(21.7%減)、サーボモータ(アンプを含む)は361億5400万円(34.9%減)となった。
配電・制御機器の出荷額合計は、827億5100万円(17.9%減)。うち標準変圧器(2000kVA以下)は、253億4500万円(14.1%増)、UPS(30kVA以下)は35億900万円(14.4%増)、コンデンサは14億9800万円(6.5%増)。これら3製品は前年を上回り好調をキープしている。電磁開閉器は63億3200万円(12.9%減)、低圧遮断器は218億2100万円(9.7%減)となった。
可搬形発電機は、89億9100万円(18.2%減)となった。
主要機器の仕向地別では、国内向けの汎用インバータは113億5900万円(15.6%減)、サーボモータ(アンプ含む)は219億1400万円(36.0%減)、PLCは134億8600万円(41.4%減)、電磁開閉器は45億8800万円(14.1%減)、低圧遮断器は173億2700万円(14.4%減)となり、いずれも前年割れ。前期2023年度第4四半期との比較では、汎用インバータ、サーボモータ、PLCは前年割れ。電磁開閉器と低圧遮断器は上回った。
輸出向けでは、汎用インバータは70億7000万円(29.8%減)、サーボモータ(アンプ含む)は142億4000万円(33.0%減)、PLCは107億5900万円(45.1%減)、電磁開閉器は17億4400万円(9.6%減)、低圧遮断器は44億9400万円(14.3%増)で唯一のアップとなった。前期との比較では、サーボモータ、PLCが上回り、汎用インバータ、電磁開閉器、低圧遮断器は前年割れとなった。

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