
エア・ウォーターの100%子会社であるAir Water India Private Limited(エア・ウォーター・インディア)は、インド北部デリー郊外のファリダバード近郊にローリー輸送中継基地を兼ねたシリンダーガス充填工場を新設し、稼働を開始した。
デリー首都圏を中心とした北部エリアは、同社グループのガス製造拠点の空白地であった一方、製造業の集積が進む地域で、特に、自動車製造などの溶接に使用される産業ガスの需要が伸長しているほか、今後は電子・半導体分野でのさらなるガス需要の拡大も見込まれる。今後、こうした新規需要の獲得を図ると同時に、首都圏の政府系機関や進出日系企業との接点を高め、インド北部における市場開拓を強化していく。同工場をローリー輸送中継基地として活用することで、液化ガス製造拠点のある東部エリアから、北部エリアへの長距離輸送を効率化し、配送コストを合理化、配送時CO2排出量の19%削減を実現する。敷地面積は約7000平方メートル。