ニプロの医薬品製造子会社であるニプロファーマは、滋賀県栗東市に新たな抗菌薬注射剤製造工場となる「ニプロファーマ近江工場」が竣工した。
今回竣工した第1期抗菌薬エリアは、セフェム系抗菌薬の製剤を生産し、年間800万袋の抗菌薬製剤ダブルバッグを生産する能力を保有し、2024年の出荷開始に向けて操業を開始する。製造棟には免震装置を備え、地震の際にも影響を受けにくく、医薬品の製造を安定的・継続的に行うことが可能。
第2期目の一般エリア(液バイアルラインおよび凍結乾燥バイアルライン)は、2026年度に操業開始を予定している。
敷地面積は10万6149平方メートル。延床面積は、1期の抗菌薬注射剤棟は1万3519 平方メートル、2期の一般注射剤棟は約 2万8500平方メートル。1期は2024年4月竣工し、2024年9月稼働。2期は2026年4月に竣工を予定している。
https://www.nipro.co.jp/assets/document/newsrelease/240513.pdf