
湖池屋は、岐阜県海津市に、同社として初めての中部エリアの生産拠点となる「湖池屋 中部工場」を建設し、2025年8月の開業を予定している。
同工場は、関東工場(第一・第二・第三)、京都工場、シレラ富良野工場、九州阿蘇工場に続く、5地域目の生産拠点。コロナ禍以降、需要拡大傾向が続いている既存のポテト系商品の製造ラインをはじめ、より本格感が求められるようになった間食・分食需要に対応するため、スナック菓子の領域を超える新商品の製造ラインの導入も計画している。
品質向上に向けて、初導入の設備を組み合わせた新たなライン構成によって芽や異物の混入を削減。環境負荷低減に向けてCO2排出量規制に対応し、太陽光発電設備を導入することで年間約300トンのCO2排出量を削減。省人化に向けて、データ管理システム、AI技術の活用、作業の機械化など人が介在する作業の負担軽減につながるDX化、設備導入を予定している。
また、工場内には全国で2カ所目となる、オリジナルポテトチップス作りを体験できる「湖池屋GOGO!ファクトリー」を併設する。
敷地面積は約2万9000平方メートル。建築面積は約7700平方メートル。建設費は約100億円。2024年9月着工予定。