アズビルは、2025年3月期第1四半期決算を発表し、売上高は7.1%増の655億4700万円、営業利益は24.4%増の57億8200万円、純利益は31.5%増の48億8000万円となった。受注高・売上高ともにBA事業での増加が牽引した。
セグメント別では、BA事業は、受注高は21.1%増の562億円、売上高は16.0%増の288億円、セグメント利益は289.1%増の16億円。国内はオフィスビルの新設需要は高い水準を維持し、省エネ・CO2排出量削減対策としての建物改修が堅調。海外はコロナ禍前の水準を超えて投資が拡大した。AA事業は、受注高は6.0%減の242億円、売上高は0.9%増の250億円、セグメント利益は0.5%増の39億円。PA市場は国内の保守・改造需要により堅調。FA市場は一部回復の兆しが見えつつも、中国の回復遅れもあって市況は低調。半導体製造装置市場の需要落ち込みで受注は減少したが、納期改善で受注から売上までの期間短縮によって前年並みを確保した。LA事業は、受注高は22.4%増の156億円、売上高は1.1%増の120億円、セグメント利益は24.6%減の2億円。ライフサイエンスエンジニアリング分野での大型案件の計上によって受注が大きく増加した。
海外エリア別では、海外売上高は16.1%増の169億円。海外売上比率は25.8%となった。うちアジアは68億円(プラス13億円)、中国は45億円(プラス8億円)、北米は22億円(プラス5億円)、欧州は28億円(プラス1億円)。BA事業がアジアで増加して大きく伸長し、AA事業はアジア・中国でプラント向け機器の販売が拡大した。
アズビル、2024年度1Q決算 BA事業が国内外で好調
- 2024年8月22日
- 決算・業績
- 2024年8月21日号, アズビル
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