キムラ電機は、各種端子台と表示灯を中心に、専門メーカーとしての顧客ニーズに対応した製品ラインアップで実績を上げている。
端子台では昨今需要が高まっている省配線ターミナルとして、入出力点数16点の「WS―TD16MC形」と同32点の「WS―TD32MA/MB形」を販売している。
通信には、VCTFケーブルを使用しており、シールド線など高価なケーブルが不要なためコストが抑えられ、通信距離も総延長最長500㍍、通信と給電の同時使用では同100㍍まで可能。しかも、ディップスイッチでスロット番号を切り替えることで、ケーブルの結線順に関係なく送受信のペア組み合わせができ、増設時のケーブル引き回し作業も容易になる。
また、入出力フリー機能で、接続するデバイスの入力/出力を気にすることなく接続が可能。
さらに、WS―TD16MC形は、接続デバイスの入力/出力、および端子台間の通信によるマスター/スレーブなどに1機種で対応でき、機種選定や在庫管理の手間を軽減できるほか、ケーブルを渡り配線にすることで、最大16台(8対)、合計128点の通信が可能。
そのほか、送受信状態が確認できる2色発光LEDを内蔵、取り付けはDINレールと直付けが兼用で可能などの特徴を持つ。