
アマダプレスシステムは、プレス周辺装置の製造拠点である神奈川県伊勢原市の伊勢原鈴川事業所を増改築し、6月より本稼働を開始した。
同事業所は、プレスマシン用の大型コイルフィーダラインとロボットラインを主に製造しており、これまで自動車業界を中心に多くの自動化商品を市場に供給してきた。プレス加工のさらなる自動化、省力化のニーズに応えるべく、大掛かりな増改築工事と生産能力強化を進め、今回本稼働を開始した。
事業所の敷地面積は1万2550平方メートルで、主にコイル材供給装置とプレス間搬送ロボットを製造するS1工場(3768平方メートル)と、大型・特殊コイル供給装置を製造するS2工場(2135平方メートル)を有している。S2工場の778平方メートル増築、各工場に分散していた工程の集約と機械加工の外注化により、従来比70%増の4862平方メートルの組立エリア面積を確保。生産管理システムの機能強化、モジュール生産方式の拡大、物流改革など、モノづくり体制の改革を進めたことにより、組立リードタイムを従来比で40%短縮、プレス周辺装置生産能力はこれまでの約1.7倍となった。