
国土交通省は、2024年度の建設投資見通しをまとめ、今年度の投資額は前年度比2.7%増の73兆200億円になる見通しを示した。過去20年で最大の投資額になり、建設業の景気好調は継続する見込みとなっている。
建設投資の内訳は、政府投資が26兆2100億円(3.7%増)、民間投資が46兆8100億円(2.2%増)。民間投資のうち、民間住宅建築投資が16兆5500億円(0.8%減)、民間非住宅建設投資が17兆8500億円(4.4%増)、民間建築補修(改築・改修)投資が12兆4100億円(3.1%増)。政府、民間ともに増加し、民間でも非住宅、改装・改修投資が増加する見通し。
種別では、建築投資が47兆2100億円、土木投資が25兆8100億円となっている。
地域別では、北海道は4兆2700億円、東北が5兆7200億円、関東が25兆2600億円、北陸が3兆7900億円、中部地方は8兆3300億円、近畿が10兆8400億円、中国が4兆300億円、四国が1兆7900億円、九州が8兆1000億円、沖縄が8900億円となっている。
また、国内総生産に占める建設投資の比率は11.9%となった。