横河電機は、電池電極WEB厚さ計「OpreX Battery Web Gauge ES-5(バッテリー・ウェブ・ゲージES-5)」を2025年1月から発売する。
同社は、1962年に製膜装置用のオンライン厚さ計を発売して以来、生産ラインの最終工程で紙やフィルムなどシート素材の厚さ、重量、色などの連続測定および制御を行う製品を提供し、なかでもリチウムイオン電池などの電池電極シートの生産現場用のWEBFREX3ESは、大手電池メーカーに数多く採用されている。同製品はその特長を継承した最新モデルとなる。
ボックス型構造フレームを採用し、従来機種に比べて総消費電力を2分の1以下、本体の重量を約4分の1、消費エアー量が10分の1以下に抑える高い省エネ性能を実現。プラント内の設備やシステムからデータを収集し、最適な情報の一元管理を支援する「OpreX Collaborative Information Server(統合情報サーバ)」をシステムのプラットフォームに採用。周辺プロセスと連携することで塗工厚さを安定させることができる。
また、リアルタイムのシート測定監視ノウハウを結集し、横幅1500ミリを3秒で測定する業界最高レベルのスキャン速度や、幅方向の測定点が最大1600点の高密度な測定、スリット幅が最小5ミリの分解能を実現し、さらなる緻密な品質管理を可能にしている。
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