
日揮ホールディングスは、兵庫県神戸市のポートアイランドに世界初となるガス発酵によるバイオものづくりの研究開発拠点を新設する。
バイオものづくりは微生物を活用し、医薬品や素材、エネルギー、食品など幅広い分野の製品を生み出す手法。日揮HDとバッカス・バイオイノベーションは、将来市場の拡大が見込まれるバイオものづくりに向けて、共同で微生物の開発・改良から生産プロセスの開発までをワンストップで手掛ける統合型バイオファウンドリ事業を推進している。これまで数十年かかっていた微生物の開発から商業化までの期間を1/10以下に短縮し、社会実装に向けた時間とコストを大幅に削減することを目指している。
今回、同社は研究開発用地(約1万平方メートル)をポートアイランドに取得し、世界初のガス培養技術開発拠点である「バイオプロセス研究所」(JBX)を新設する。JBXでの研究開発で用いる微生物は、二酸化炭素(CO2)をものづくりの原料として利用できる水素酸化細菌を想定している。
2024年8月着工予定、2025年12月竣工予定、延床面積は、約4000平方メートル。