東芝は、インフラ設備の保守点検やトラブル対応の作業手順を適切に提示できる対話エージェント技術を開発した。
生成AIがブームとなっているが、例えば作業手順などユーザーが知りたい適切な回答を引き出すには、具体的な質問を入力するなど質問の仕方にコツが必要となる。今回開発した技術は、従来技術である「応答生成AI」に、新たに開発した「応答評価AI」を加え、役割の異なる二つのAIを協調させることで曖昧な質問に対しても適切な回答ができるAIを開発。質問が難しい場合も問い返しをすることで質問が具体化されるように誘導して適切な回答ができるようにしている。
実証実験では、経験の浅い作業者の質問から正しい作業手順が得られる比率は、従来の30%から73.3%まで向上している。
https://www.global.toshiba/jp/technology/corporate/rdc/rd/topics/24/2409-03.html