三菱電機、受配電設備向けスマート保安の社内実証を開始

三菱電機は、工場やビル、データセンターなどに設置される受配電設備の遠隔監視とデータ活用による保守業務効率化の実現に向けた「受配電設備向けスマート保安」の社内実証を開始した。
電気設備の現場では、人手不足と再エネ設備の増加によって2030年には第二種電気主任技術者が1000人不足すると言われている。また設備の老朽化も進んでおり、デジタル技術を活用して電気設備の保守・保全を効率化する「スマート保安」が推進されている。
それに対し同社は、受配電システム製作所(香川県丸亀市)で、カメラと複合センサを活用して受配電設備の遠隔監視を行い、取得したデータの活用による保守業務効率化の実現に向けた「受配電設備向けスマート保安」の社内実証を開始した
人手で実施していた法定点検や自主点検業務をオンラインで見える化し、センサから得られたデータを活用して、内在化している異常兆候を抽出・早期除去し、電気設備の安全で安定的な操業の実現可能性を検証する。また、劣化診断技術と得られたデータを組み合わせて、電気設備の余寿命を診断し、対象機器の劣化速度を分析することで、メンテナンスや更新について、計画的かつ適切なタイミングでの実現可能性も検証する。

https://www.mitsubishielectric.co.jp/news/2024/0926-a.html

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