
ダイヘンは、ハイエンド溶接機「Welbee The Short Arc(ウェルビー ザ・ショートアーク)」を発売した。
同社の主力機種の350A半自動溶接機は、幅広い業界で採用され、それぞれのニーズに対応するために多種多様なラインナップを提供していたが、逆にユーザーが選定する際、豊富なラインナップが技能レベルや溶接姿勢、使用環境、価格などを考慮して選ばなければいけないという課題を引き起こしていた。
それに対し同製品は、350Aクラスの半自動溶接機を統合し、ハイエンド溶接機をミドルレンジ機並みの価格で提供するタイプとして開発。新波形制御や低スパッタモードの標準搭載、溶接アドバイザー機能、最適条件を自動設定する溶接ガイドなど誰でも容易に高品質で高効率な溶接ができる性能と各種サポート機能を搭載。大型LCD操作パネルによる使いやすさと高い堅牢性、信頼性を持ち、さらに消費電力を20%削減する高い省エネ性能を兼ね備えている。
また周辺機器も一新し、ワイヤ送球装置は4ロール送給方式によるパワフルで安定したワイヤ送給性能はそのままに、最軽量10kg(従来比25%減)の小型・軽量化を実現。溶接トーチは、握りやすく形状を一新し、疲れにくく操作性が大幅に向上している。