
クボタは、枚方製造所(大阪府枚方市)の既存の反応管生産設備のうち溶解・鋳造設備をすべて最新鋭の設備に置き換える。
反応管は、石油由来原料の熱分解や改質などの工程で使用される耐熱鋳鋼製のパイプで、過酷な使用環境に応じた耐熱性や耐食性などが求められる。同社はクラッキングコイルとリフォーマーチューブを主に製造販売しており、特にクラッキングコイルはアジアを中心とする新規プラント建設や北米での既設プラントの更新などにより需要拡大が見込まれている。
100億円を投資し、溶解設備(電気炉等)及び鋳造設備等の新鋭化、工場建屋の補強を実施する。2025年着工予定(稼働開始予定 2030年)。