リタールの全自動電線加工機「ワイヤターミナル WT C」は、設計段階で作成した配線データを使って電線加工を自動で行い、設計から電線加工、配線作業までの工程を連携してプロセスを最適化。盤製造時間の半分を占める電線加工と配線作業を効率化し、手動加工に比べて8倍速い作業工程を実現する。
最大36種類、断面積0.5から6平方mmの電線を、手動での操作が一切いらずに完全な自動運転で加工可能。必要な電線を自動供給し、これまで手作業で行なっていた4つの作業を完全自動化。切断では設計通りの電線を選択して切断。切断長は150~10,000mmまで対応している。印字は被覆へ線番を直接印字し、マークチューブが不要。被覆剥きは素早く正確に処理し、剥き+圧着、全剥き、半剥きに対応。圧着はフェルール端子に対応し、WT C10では10種類のフェルールに、WT C5では5種類に対応している。
加工完了後は、ワイヤレールシステムで加工済み電線をレールにまとめて収納でき、レールは15連装、最大2100本の電線を収納できる。またチェーンバンドルモジュールで、案件ごとに加工済み電線をテープで束ねて排出も可能となっている。
https://www.rittal.com/jp-ja/products/PGRP18861RAS1/PGRP18864RAS1/PG23020101RAS2