国際ロボット連盟(IFR)は、新会長にファナックの伊藤孝幸氏を選出した。副会長にはMiRのジェイン・ヘフナー氏が就任する。
伊藤氏は、1981年からファナックで要職を歴任し、1997年には Fanuc Robotics North America
の上級副社長に就任。2002年にファナック日本本社に戻り、ロボット技術センター(Robot Technology Center)の所長に任命され、現在は同社で技監を務めている。
会長就任にあたり伊藤氏は「現在、全世界が産業及びサービス分野の自動化に伴う急変に直面しています。IFR 副会長に選出されたモバイルインダストリアルロボット社のジェイン・ヘフナー氏とともに、連盟トップとしての使命に積極的に取り組んでいく所存です」と述べた。
副会長のヘフナー氏は、ABBロボティックスやその他の主要産業用製品メーカーにおいて主導的な役職を務めた経歴を持ち、現在は自律移動ロボット(AMR)メーカーのモバイルインダストリアルロボット(MiR)社でグローバル営業本部長を務め、デトロイトを拠点として世界的な販売戦略やその展開を統括している。
https://ifr.org/ifr-press-releases/news/takayuki-ito-elected-president-of-the-ifr