日本精工(NSK)は、機械設備の状態監視ソリューションについて、クラウドサービスとの連携機能を追加した。
同ソリューションは、同社が重要インフラで培った診断技術を活用し、高度診断AIと経験豊富な設備診断エキスパートによる両面の支援によって機械の状態を監視・把握するもの。機械設備への設置が容易なワイヤレス状態監視システムとクラウドサービスを組み合わせて提供し、風力発電設備や石油化学プラントといった重要インフラをはじめ、同社製の軸受を使っている鉄鋼や製紙、自動車その他製造ライン等の一般産業機械でも導入が進んでいる。
今回、従来の有線タイプの状態監視システムにクラウドサービスとのデータ連携機能を追加し、一般産業機械でより高度な状態監視を求めるユーザーニーズに対応。2025年には、回転機構と直動機構の組み合わせによる複雑な加工プロセスに対応するためのトリガー機能を同システムに実装する計画で、これにより工作機械などの加工・組立設備に対する状態監視も可能になる。
https://www.nsk.com/jp-ja/company/news/2024/nsk_condition_monitoring_system