三菱電機は、グローバル・ブレインと共同で運営するコーポレートベンチャーキャピタル(CVC)ファンド「MEイノベーションファンド」が出資する第8号案件として、産業用ロボットの設計、開発、保守をサブスクリプション型の販売モデルで提供する米国発のスタートアップ企業、Formic Technologies Inc.(フォーミックテクノロジーズ)に出資した。
労働力不足解消のため自動化が進んでいる製造業や物流業では、ロボットの導入が活発化する一方で、ロボット導入にかかる高額な初期費用や専門知識を有する人材の確保・育成が大きな課題となっている。
それに対しFormicは、産業用ロボットによるパレタイズや梱包などの工程自動化システムの設計から導入、設置、保守までをワンストップで対応。独自に開発したソフトウエアを活用することで、中小企業を中心とした顧客の個別のニーズに合わせた最適なソリューションを提供している。また、それらを独自のファイナンススキームと組み合わせたサブスクリプション型サービスとして提供し、産業用ロボットの導入やメンテナンスに関する顧客の負担を大幅に軽減し、製造業における労働力不足などの課題解決に向けた自動化の加速に貢献している。
今後、Formicへの出資を通じて、同社の自動化ソリューションを、顧客が導入しやすい形へと進化させた新たなビジネスモデルの構築に取り組んでいく。
三菱電機、米国の産業用ロボットスタートアップのFormic Technologies Inc.に出資 サブスク型サービスなど新たなビジネスモデル創出
- 2024年10月31日
- FA業界・企業トピックス
- 2024年10月30日号, MEイノベーションファンド, 三菱電機
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