
ダイヘンは、米国のロボットシステムインテグレータ(SIer)Force Design, Inc.(フォースデザイン社)の全株式を取得し完全子会社化した。これにより米国におけるロボットシステム提案力の強化と標準ロボットセルパッケージの充実を図り、2026年米国売上高100億円の足がかりとする。
フォースデザイン社は、1998年に米国オハイオ州で設立。アーク溶接ロボットの治具、システムおよびハンドリングロボット(マテハン、組立、検査、梱包)のシステムの設計・製作・サービスを事業とし、オハイオ州、インディアナ州、ミシガン地域の自動車産業向けシステムや、医療、食品機器、健康器具産業向けシステムの設計製造事業を展開し、2023年の売上高は約5億円。
ダイヘンは、今回の子会社化により、米国での大手顧客のニーズに応えるカスタムシステム対応力を高め、中小顧客向け標準ロボットセルパッケージの充実を図る。また自動車産業集積地である米国中西部(ミシガン、オハイオ、インディアナ州など)で、これまで接点のなかった米系自動車関連企業をはじめとする顧客への販売機会の獲得を目指す。