NSK(日本精工)は、工作機械向けの低フリクションボールねじ「MT-Frix」を開発し、2025年4月から発売する。
同製品は、解析技術でボールねじ内部のボールと溝の接触状態を高精度に解明して内部仕様を最適化し、寸法はそのままに、剛性を維持しながら動摩擦トルクを従来品比で50%低減。これによりボールねじ駆動時の発熱を最大40%低減を実現した。
製品名のMT-Frixは、MT(Machine Tools(工作機械)の頭文字)+Frix (Frictionを元とした造語)で、意味は、「工作機械用途に最適な摩擦特性を持つボールねじ」。工作機械に対して、発熱の低減によって軸の伸び量を最大40%低減し位置決め精度の低下を軽減し、動摩擦トルクによって出されるCO2排出量も最大50%削減できるメリットをもたらす。
https://www.nsk.com/jp-ja/company/news/2024/nsk-develops-mt-frix