パナソニックエナジーは、和歌山県紀の川市の和歌山工場をリニューアルし、電気自動車(EV)向け円筒形リチウムイオン電池の最新型である4680セルの量産準備を完了。最終評価を経て量産を開始する。
4680セルは、従来の2170セルの約5倍の大きな容量を持ち、EVの航続距離の延長やEVに搭載するセル数を大幅に減せ、バッテリーパックの組み立て工程の効率化や、ひいては EV コストの低減に繫がることなどが期待されている。一方で1セルあたりの容量が大きくなるため、より高度な技術や工法が求められる。
和歌山工場は、今回のリニューアルを機に4680セル生産のマザー工場として新製品と新工法の実証拠点としての役割も担う。
敷地面積は9万9177平方メートル。建屋面積は6万0907平方メートル。
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