ヤマハ発動機は、業界最高水準の塗布性能と扱いやすくコンパクトサイズで面積生産性にも優れた新型高速ディスペンサー「YRM-D」を12月1日に発売する。
同製品は、ブラックボックスなくスムーズで高度な装置間連携を行い、実装工程の効率化を実現する次世代型プラットフォーム「YRシリーズ」を採用。奥行き1254mmと従来機種同様のコンパクトサイズはそのままに、高剛性筐体や高精度ヘッドの採用、高精度な温度制御が可能なヒーターユニット、基板面高さや反りを検出し高精度な非接触塗布が可能なレーザー照射などによって塗布タクト0.07秒/点、塗布精度±0.05mm Cpk≧1.0の高速・高精度を安定して実現。
シリンジアダプターを刷新し、1種のアダプターアッセンブリーと2種のジョイントノズルで5~30ccまでの各種・各容量のシリンジと塗布パターンに対応し、アダプターの交換作業や保管の手間を最低限に減らすことができる。
正面カバーは開閉でき、マシン内へのアクセスを容易とし、利便性を高めた。ディスペンスヘッドは生産形態に合わせ2ヘッド(標準)/3ヘッド(オプション)から選択でき、いずれの使用時でも最大基板サイズL510mm×W460mmまでとコンベアの対応力を強化した。
またCADデータからディスペンスデータへの自動変換や、プリディスペンスで塗布径を認識し塗布量を自動制御し、シリンジ内の塗布剤の残量を報告するなど、定型作業の自動化・サポート機能により作業負荷とヒューマンエラーを減らすことができる。
https://global.yamaha-motor.com/jp/news/2024/1023/yrm-d.html