
タムラ製作所は、低・中電圧のトランスを生産するブラジルの関連会社Indusul Indústria de Transformadores LTDA(ブラジル工場)の生産能力を増強する。
同社はブラジルには2つの工場を持ち、産業機器、発電システム、送配電システムなどに使用される絶縁トランス、低・中電圧トランスといった製品を幅広く供給している。ブラジルにおける電力網の整備推進や、太陽光発電や風力発電の伸長により、ブラジル工場の受注・売上は大きく拡大しており、増加する受注に対応するため、新たに第3の工場を立ち上げる。
第3工場は、本年後半の稼働開始を予定。さらに、既存工場の生産能力の増強も検討していく。最終的な投資総額は63百万BRL(約17億円)となる見込みで、この増設・増強により生産能力を段階的に引き上げ、現状の約4倍とする予定。